体操“シライ世代”躍動で上位独占!萱「航平さんに本気で勝ちにいく」
「体操・全日本選手権」(7日、東京体育館)
男女個人総合予選が行われ、“シライ世代”が躍動した。予選で抜群の安定感を見せた千葉健太(21)=順大=が86・050点で首位に立つと、谷川航(20)=順大=が85・850点で2位、リオデジャネイロ五輪代表の白井健三(20)=日体大=が85・750点で3位、世界選手権代表の経験を持つ萱和磨(20)=順大=が4位タイと上位を固めた。
早くから頭角を現した白井を筆頭に、“黄金世代”として注目を集めてきた世代が、覚醒の気配を見せた。白井は「強い強いと言われてきたけど、ついにここまできたなと」と、同期の台頭を喜んだ。
千葉が「ミスなくやりきれて良かった。首位は自分でも驚いてる」とはにかめば、2位の谷川も「まさかこんな上にくるとは」と、ニッコリ。世界選手権代表経験のある萱は「うれしい。僕らの代が次の日本を背負うという意識を持っているので」と、キッパリ。「世代交代したい。航平さんに本気で勝ちにいく」と、決勝に向けて、力を込めた。