浅田真央 昨年末、平昌五輪挑戦「そうですね」と返答も…12位の全日本が現役最後
フィギュアスケート女子の五輪メダリスト・浅田真央(26)が10日、自身のブログを更新し、現役引退を発表した。引退を決意したのは12位に終わった昨年12月25日閉幕の全日本選手権を終えた後だったことを明かした。
小学生のころにもなかった全日本での2桁順位。この時点で世界選手権はおろか、四大陸やアジア大会の代表入りも逃し、事実上早くもシーズンが終了した。若手の台頭も著しく、3度目のオリンピックへの道は険しさを増した。
演技後の会見で18年の平昌五輪が行われる来季への挑戦の意志を問われ、「そうですね、はい」とうなずいていたが、この時、「それまでの自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました」(4月10日の公式ブログより)という。
全日本でのSPでは、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑んだが1回転半。フリーでも再び挑戦したが、両足着氷となり転倒。回転不足も目立ち、終盤の3回転サルコーでも転倒。苦しいシーズンを象徴する演技となった。これが、現役最後の演技となった。