吉田沙保里が太鼓判!真央は「国民栄誉賞に値するほど頑張った」
フィギュアスケートの浅田真央(26)=中京大=が深夜に現役引退をブログで発表してから一夜明けた11日、五輪レスリング3連覇の吉田沙保里(34)=至学館大職=が改めて真央をねぎらい、ネット界の“待望論”に応えるかのように「本当に国民栄誉賞に値するほど頑張った」と、力強く話した。
この日、都内で行われた「JALネクストアスリートプロジェクト」発表会見に出席した吉田は、会見後に取材に応じ、真央の引退について語った。
現在、吉田は都内でレスリング女子日本代表と柔道女子日本代表の合宿中。深夜、部屋にいたところ母・幸代さんからのラインで真央の引退を知り、驚いてテレビをつけ、ずっと見ていたという。
その後はツイッターで「真央ちゃんが引退しちゃうのは寂しい。でも、ここまで本当に日の丸を背負って頑張ったよね!」などとつづり、真央にもラインで「お疲れさま」と送信。朝起きると、真央から「ありがとうございます。これからも頑張ります。沙保里さん、尊敬しています。これからも応援しています」などと返信があったという。
ともに国民的なスター選手だが、会うのは表彰式ぐらいだったというが、名古屋が拠点という共通点があり「期待やプレッシャーの中で、日本のために頑張ろうとやってきた。これからも真央スマイルで日本を明るく元気に、フィギュア界のためにも頑張ってほしい」と、“同志”のような思いを吐露した。
頑張ってきたことがわかるからこその「国民栄誉賞に値する」発言だった。「私は(世界大会)13連覇して国民栄誉賞をもらいましたが、(真央も)本当に国民栄誉賞に値するほど頑張った。そういう思いが強いです」と話した。
ネット上では真央の決断に、驚きの声とともに「真央に国民栄誉賞を!」の声が相次いでいる。これまで五輪を最高峰の大会とする競技では、柔道の山下泰裕、マラソンの高橋尚子、レスリングの吉田沙保里、伊調馨といずれも金メダリストが受賞している。真央は五輪ではバンクーバーの銀メダルが最高。受賞となれば異例だが、待望する声は多い。そんな中には“霊長類最強女子”吉田に「声を上げてほしい」とお願いするファンもいたが、そんな思いに応えるかのような太鼓判だった。