“先輩”伊藤みどりさん「トリプルアクセルに挑戦し続けてくれてありがとう」

 フィギュアスケートの元世界女王の浅田真央(26)が現役引退したことを受けて、真央の憧れの存在で、トリプルアクセルの先駆者だったアルベールビル五輪銀メダリストの伊藤みどりさん(47)が12日、日本スケート連盟を通じてコメントを発表した。

 同じトリプルアクセルを武器にして、世界の舞台で戦ってきた2人。真央もこの日の引退会見で「みどりさんのトリプルアクセルを見て、みどりさんのように私も跳びたいと思って夢を追ってやってきた」と話すほど、2人には強い結びつきがあった。伊藤さんは「真央ちゃん、21年間おつかれさまでした。悔いのないフィギュアスケート人生だったと聞き、嬉しく思います。そして、真央ちゃん、トリプルアクセルに挑戦し続けてくれてありがとう」と、真央に感謝の言葉を綴った。

 そして、これから始まる第2の人生に向けて「これまで『浅田真央のスケート』を通じて見せてくれた挑戦する姿勢、笑顔と涙、多くの人に愛され、華のあるスケーターだと私は誇りに思っています。今後の人生のほうが長いですが、これまでどおり変わらず、真央ちゃんらしく輝いてくれることを願っています。本当におつかれさまでした」と、エールを送った。

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