サニブラウン今季初戦で自己ベスト10秒18出た「成果が出ている」

 「陸上・ブライアン・クレイ招待」(14日、カリフォルニア)

 陸上男子短距離界で18歳のホープ、サニブラウン・ハキーム(東京陸協)が14日、米カリフォルニア州アズサで行われたブライアン・クレイ招待に出場し、100メートルで追い風1・8メートルの好条件下、自己ベストを0秒04更新する10秒18を出した。200メートルでも8月の世界選手権(ロンドン)の参加標準記録を突破する20秒41をマークし、好発進した。

 個人種目としては今季初戦。今春に東京・城西高を卒業し、現在は主にオランダなど海外を拠点に練習している。昨年は左太ももを痛めてリオデジャネイロ五輪出場を逃したが、力強い走りを見せ「腕の振り方、脚の運び方を改善しながら、自分に合ったフォームをつくっている。徐々に成果が出ている」と手応えを口にした。大会名となった日系米国人の元十種競技選手ブライアン・クレイ氏は「伸びしろが大きく、今季飛躍する可能性もある」と高評価した。

 今秋からは陸上界の名門、米フロリダ大に進学する。2015年の世界ユース選手権で100メートルと200メートルの2冠に輝いた大器が、新たな環境でさらに腕を磨く。スポーツ経営なども学ぶ予定で「成績が落ちたら走れないルール。勉強も陸上も向上できれば」と大学生活に期待感を漂わせた。

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