羽生語る…真央は「挑戦の象徴」引退発表直後は「落ち込んだ」
フィギュアスケートの羽生結弦(22)=ANA=が16日、荒川静香さん(35)とともに仙台市内で行われたフィギュアスケートモニュメント除幕式に出席。先日引退を発表した浅田真央さんについて「僕にとって浅田真央選手は挑戦の象徴」と話した。
引退発表の翌日、連盟を通じて「浅田選手のスケートが大好きです。これからもずっと私の憧れの人です」などとコメントを出した羽生だったが、「コメントを出す前、本当に気持ちの底から落ち込んだ」と振り返り、「1日中寝られない中で考えた結果」出したコメントだったと明かした。
「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もそうだけど、曲に合わせて難しいステップ、スピン、ジャンプを入れても難しさを感じさせないのが、浅田真央選手の素晴らしいところ。とてもずっと憧れていた。トリプルアクセルを跳べたきっかけも浅田さんのおかげ」とあらためて感謝。
「これからもずっとずっと、自分のジャンプを跳ぶたびに、真央ちゃんがきっと心の中に生きていると思う」と、浅田の思いを胸に戦う覚悟を示した。