柔道・永山“世界デビュー”へ着々 康生監督「小さな巨人」と期待大
柔道男子の日本代表強化合宿が17日、神奈川県平塚市の東海大で公開され、世界選手権(8月28日~9月3日・ブダペスト)の代表に初めて選ばれた60キロ級の永山竜樹(りゅうじゅ、21)=東海大、73キロ級の橋本壮市(25)=パーク24=らが参加した。
午前中は東海大の近くにある弘法山の山道を使ったランニングなど下半身をみっちり強化。日本男子の井上康生監督は「私も東海大時代はこの時期にヒーヒー言いながら走って登った。夏の世界選手権に向けた地力をつけるため、ああいう環境で鍛えることは大事なこと」と意義を語った。
北海道美唄市出身ながら愛知県の大成中・高に柔道留学して成長した永山は「一本を取る日本の柔道を見せたい」と世界選手権に思いをはせる。身長158センチと小さな体で自分より大きな選手を投げ飛ばすのが身上。井上監督が「小さな巨人」と評する逸材がいよいよ世界の強豪に挑む。