阿部一二三が陶芸体験「いい勉強」
柔道の世界選手権(8~9月・ブダペスト)男子日本代表が19日、神奈川県藤沢市の工房で陶芸を体験し、66キロ級で19歳のホープ、阿部一二三(日体大)は「簡単にいかないし、調子に乗ると崩れる。いい勉強になった」と柔道との共通点を見いだした様子だった。
選手はろくろを回し、各自の器を作製した。強化合宿中に精神面の充実を目指して企画した井上康生監督は「日本の陶芸は世界に誇れるもの。日本人の強みという原点に戻りたかった」と説明。昨夏のリオ五輪で日本男子は全階級でメダルを獲得したが、東京五輪を見据え「同じことをしていては駄目。選手にいろんなことを体験させて、考える力や知識を身に付けさせたい」と話した。