女王メドベージェワ、女子史上初のSP80点超えでトップ

女子シングル・ショートプログラムで華麗な演技を披露するメドベデワ=代々木第一体育館(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(20日、代々木第一体育館)

 女子シングルのSPが行われ、今季の世界選手権で優勝したエフゲニア・メドベージェワ(17)=ロシア=が女子選手のSPで史上初めて80点を突破する80・85点で1位だった。日本選手は三原舞依(神戸ポートアイランドク)が72・10点で3位。樋口新葉(日本橋女学館高)が71・41点で5位だった。

 3本のジャンプをすべて1・1倍加点される後半に配置している女王は3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプ、3回転ループ、2回転アクセルをすべて成功。3回のスピン、ステップシークエンスのすべてで最高評価のレベル4を得て得点を伸ばした。

 「今年中に80点を出したいと思っていた。ついに出すことができて大変嬉しいです」と興奮気味に振り返った。圧倒的な強さを見せた世界選手権から約2週間での大会となったが「さほど厳しくなかった。ほかのスポーツも同じだし、私たちにはよくあること。体力も精神力も一度落ちたけど2週間もあれば十分立て直せる」と平然と言ってのけた。

 2回転アクセルで、ややバランスを崩したが、「アクセルで小さなミスがあった。それは私にとって予定外だった」と自分の演技を厳しく見つめ直していた。

 日本のアニメファンとしても知られ、この日も「美少女戦士セーラームーン」に登場する猫・ルナを手に取材も応対した。「チームからの応援もあって楽しく滑れた。キスアンドクライも楽しかったです」とにこやかだった。

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