日本 ブラジルにあと一歩及ばず…最下位の12位 ラグビー7人制女子

 「ラグビー・7人制女子・北九州大会・最終日」(23日、ミクニワールドスタジアム北九州)

 国際大会「ワールドシリーズ(WS)第4戦」が行われ、下位チームによる順位決定戦に回った日本はブラジルとの11位決定戦で10-12と敗れて12チーム中最下位に終わった。前日の1次リーグで3戦全敗に終わり、この日初戦となったスペインにも5-14で惜敗。今大会未勝利に終わった。決勝はニュージーランドが17-14でカナダを破って優勝した。

 劇的な逆転勝利が見えていた。ブラジルとの11位決定戦で、10-12で迎えた後半4分すぎ。長田いろは(立正大)がDF3人に囲まれながら果敢に突破した。ゴールライン手前でつないだが、サポートが遅かったために味方が反則を犯してチャンスは消滅。山中美緒主将(立正大)は「ボールをつなぐ場面でミスが多かった」と肩を落とした。

 ブラジルには昨夏のリオデジャネイロ五輪でも2戦2敗。16点差と28点差で敗れた当時よりスコアは縮まっただけに、悔しさは大きい。稲田仁ヘッドコーチ代行は「8強との差はあるが、9位以下の力は互角だった。プレッシャーがある中でも、プレーの精度を高める必要がある」と課題を口にする。

 それでも、10代が6人もいる若手集団にとっては大きな経験になった。日本は6月下旬のフランス大会にも出場する予定で、来季は年間を通して出場できる資格を得ている。

 「他国より速いスピードで成長しないと」と稲田ヘッドコーチ代行。3年後の東京五輪での飛躍へ向け、今は世界との戦いを糧にする時期だ。

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