自伝執筆、最終章は念願の日本で 安楽死希望の元パラ女子選手

 パラリンピックのメダリストで安楽死希望を表明しているベルギーの車いす陸上女子元選手で、来日中のマリーケ・フェルフールトさん(37)が24日、都内で共同通信のインタビューに応じた。念願だった来日が実現したことを執筆中の自伝の最終章に記したいなど、多くの目標を語った。

 フェルフールトさんはロンドン、リオデジャネイロの2大会連続でメダルを獲得し、引退。進行性の脊髄の病気で激痛に襲われることもあり、9年前にベルギーで安楽死の許可を得た。だが「病気はあるけれど私は幸運。あらゆる瞬間を楽しんでいる。多くのことに挑戦したい」と前向きだ。

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