２０１０年バンクーバー五輪銀メダリストで、長年フィギュアスケート界をけん引してきた浅田真央さん（２６）が２４日、名古屋市内で１２日の引退会見後初の公の場となるウォーターサーバー「Ｋｉｒａｌａ（キララ）」のデビューイベントに出席した。報道陣約１３０人が詰めかける中、恋愛観にも言及した。

　同年代の女子社員５人と懇親する“女子会”で、ガールズトークを繰り広げた。理想の男性について問われた真央さんは「ベタだけど、優しくて面白い方」と返答。これまでスケート一筋で、引退会見では結婚の予定を問われ「ないです」と否定しているが「結婚する相手って分かるって言うじゃないですか。そういう方に出会えるまで待とうかな」と、ビビッと何かを感じるような運命の出会いを待つ姿勢を強調。「そういう気持ちになるのを祈っています」とにっこり頬を赤らめた。

　また憧れの人は「母親です」。１１年に亡くなるまで二人三脚で歩んできた匡子さんの名を挙げ「自分のことを置いておいてでも、子供や人のために動いていた。すごく尊敬しているし、自分もそういう人になりたい」。

　運命のお相手は、探すのではなく待つスタイル。母のような母になる夢も胸に抱きながら、等身大の２６歳で、新たな一歩を踏み出した。