デ杯日本代表・岩淵監督、理想は「監督らしくない監督」 就任会見で
男子テニスの国別対抗戦・デビスカップ(以降デ杯)の日本代表監督に就任した岩渕聡さん(41)が25日に東京都内で記者会見し、「(理想は)監督らしくない監督。今のメンバーの半数以上が自分の現役と重なっている。選手と近い距離でコミュニケーションを取って、ベスト4を目指していきたい」と、現行のワールドグループ(WG)史上初の準決勝進出を目標に掲げた。
岩渕監督はダブルスを中心にデ杯で活躍し、1996年アトランタ、2000年シドニー両五輪で代表。現在は2年間の任期で日本オリンピック委員会(JOC)のスポーツ指導者海外研修員として米ロサンゼルスに留学中だ。3月末に打診を受けたときは「留学中ということもあって一瞬戸惑った」と言う。
9月のWG残留がかかるブラジルとの入れ替え戦が初陣となる。日本代表は植田実前監督が率いた14年に錦織の活躍などでWGで8強入りしている。