柔道・王子谷 連覇へ闘志「目の前の相手をたたきつぶすくらいの気持ちで」
体重無差別で争う柔道の全日本選手権は29日、東京・日本武道館で世界選手権(8~9・ブダペスト)男子100キロ超級代表最終選考会を兼ねて行われる。昨年覇者の王子谷剛志(24)=旭化成=は28日、都内で会見し、05年の鈴木桂治以来の連覇に向け「前は勝たなきゃいけないと硬くなったので、今回は目の前の相手をたたきつぶすくらいの気持ちで闘う」と力を込めた。
昨年と同じ丸刈り頭を披露し、「先輩から『丸めないと勝てない』と言われて」とジンクスを告白。個人では初出場を目指す世界選手権については「それ考えると墓穴を掘るので、この大会で勝つことだけを考える」と言い聞かせた。
リオ五輪同級銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)も会見し、「五輪後2連敗しているので、この辺で勝っておかないといけない」と決意を示した。