桐生祥秀は予選10秒16 15時50分に100M決勝、9秒台なるか
「陸上・織田記念国際」(29日、エディオンスタジアム広島)
男子100メートル予選が行われ、日本人初の9秒台の期待が懸かる桐生祥秀(21)=東洋大=は、10秒16(向かい風0・3メートル)で3組1位となり、午後の決勝進出を決めた。
本来の中盤からの爆発力を欠いた走りとなったが「ダラッとした走りになった。修正したい。決勝にはつなげられると思う」と、サバサバした表情。決勝に向け「全体的にダラっとした走りになったので、もう1段上げてハキハキした走りをしたい。(10秒)1台じゃなく、もっといいタイムを出したい」と、力を込めた。
桐生は3月の豪州での今季初戦は10秒04、23日の出雲陸上では向かい風条件では自己ベストとなる10秒08をマークしており、13年大会で日本歴代2位の10秒01を出した今大会で9秒台への期待が高まっている。
従来の日本記録は98年バンコクアジア大会での伊東浩司が出した10秒00。