乾&中村組が首位に立つも…井村ヘッド厳し「まだまだ低い」
「シンクロナイズドスイミング・ジャパンオープン」(29日、東京辰巳国際水泳場)
デュエットのテクニカルルーティン(TR)は日本代表の乾友紀子(26)、中村麻衣(28)組=ともに井村シンクロク=が90・4721点で首位に立った。非五輪種目のフリーコンビネーションは93・1667点で日本代表(乾、田崎、小俣、中牧、中村、阿久津、丸茂、福村、大沢、山崎)が優勝した。
日本代表のデュエットはリオ五輪銅メダリストの三井梨紗子が引退したため、TRとフリールーティン(FR)で乾のパートナーを変える異例の3人態勢。TRは技術力が高い中村とのペアで臨んだ。
2位のカナダに2・1271点差で首位に立ったものの、井村雅代ヘッドコーチは「同調性に欠けている。まだまだエレメンツ(規定要素の完遂度)で点数が低い」と厳しい評価。最終日のFRでは表現力豊かな中牧が乾とペアを組む。乾は「最終日なので残っている力をすべて出し切る」と話し、納得の演技を目指す。