大関昇進挑む高安「慌てず堂々と相撲を」 平常心強調

五月場所番付を手にする高安=田子ノ浦部屋
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 日本相撲協会は1日、夏場所(5月14日初日、両国国技館)の新番付を発表し、大関取りに挑む高安(27)=田子ノ浦=が都内の部屋で会見した。

 初場所で11勝、春場所で12勝を挙げ、2場所で計23勝。大関昇進は三役3場所で33勝が目安となるため、10勝がノルマとなる。初の大関取りとなった昨年11月の九州場所では7勝8敗と崩れ失敗。心身ともにたくましく成長し再挑戦する。

 「きょうが一つの区切り。きのう巡業が終わって、気を引き締めて初日に向け、取り組んでいきたい」と、ここから2週間が勝負。大関取りには「あんまり意識しないように、いつも通りの場所らしく淡々とやりたい。慌てないで堂々と相撲を取り切る」と、平常心を強調した。先場所は初日から10連勝したことが何よりの自信になった。「土俵の上で取り組んできたことができた。充実した場所だった」と話した。

 東の正横綱に就く兄弟子の稀勢の里(30)=田子ノ浦=からは「下半身が非常に強い。稽古場の力を出せば、(大関昇進を)僕は確信している」と太鼓判を押された。

 稀勢の里の背中を見て成長し、2場所連続優勝の歓喜を体感した。「優勝パレードも一緒に出た。感化されるし、欲も出てきた。次こそ自分が勝ってと。強い意識を持ってやりたい。優勝を目指したい。全勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

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