伝説の柔術家が“秘技”伝授 ヒクソンと対戦の中井氏、柔道女子日本代表強化合宿に
柔道の世界選手権(8~9月、ブダペスト)女子日本代表が2日、都内で強化合宿を公開した。男子で400戦無敗を誇ったヒクソン・グレイシー(ブラジル)と戦った経験も持つ柔術家の中井祐樹氏(46)が特別講師として指導した。
中井氏は95年の総合格闘技イベントで、ジェラルド・ゴルドー(オランダ)に右目を失明させられながら勝利するなど、日本格闘技の伝説的存在。ブラジリアン柔術の技術をベースとした寝技の逃れ方や、関節技の入り方などを伝授した。
招へいした増地克之監督は「新ルールになり、寝技の重要性が高まっている」と説明。78キロ超級代表の朝比奈沙羅(東海大)は「足の抜き方が参考になった。これで終わらせず、今後生かしていくことが大事」と決意を示した。