大関照ノ富士は正代、豊山に12勝4敗 古傷左膝は「先場所ほど良くない」と慎重
「大相撲夏場所」(14日初日、両国国技館)
大関照ノ富士(25)=伊勢ケ浜=が4日、時津風部屋に出稽古し、正代(25)、豊山(23)=ともに時津風=ら相手に16番取り、12勝4敗。豪快に投げ飛ばすなど持ち味のパワーを発揮した。
春場所は優勝次点の13勝2敗。千秋楽、手負いの稀勢の里に本割、優勝決定戦と連敗。古傷の左膝を悪化させたことも要因で優勝を逃した。
左膝の状態は「先場所ほどは良くない」とまだ慎重。充実の稽古内容には見えたが「トレーニングをやり過ぎて、(体が)硬かった。伸ばしただけ。体をならした」と、まだまだスタート地点。5日も同様に出稽古する予定で「明日は本当の照ノ富士を見せるよ」と、口も滑らかだった。