鶴竜、ライバル稀勢の里は「全然動いている」回復ぶり確認
「大相撲夏場所」(14日初日、両国国技館)
横綱鶴竜(31)=井筒=が10日、都内の時津風部屋に出稽古し、十両東龍(玉ノ井)、平幕逸ノ城(湊)、錦木(伊勢ノ海)を相手に16番取り15勝1敗。数日前に風邪をこじらせたが完全回復。仕上がりの良さを見せた。
「きのうは右(からの攻め)ばかりだったから、きょうは左を意識してね」と、狙い通りの稽古に満足顔。
ともに出稽古に訪れていた横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=の左腕の状態に関しては「全然動いているし、ま、多少はね。後は本人にしか分からないから。あれだけしっかりちゃんと当たって相撲も取れていた」と、回復具合が順調なことを確認していた。