正代、横綱、大関相手に計23番 全敗でぶっ倒れる
「大相撲夏場所」(14日初日、両国国技館)
平幕正代(25)=時津風=は10日、横綱、大関相手に計23番取り、疲れ切った。まずは大関照ノ富士(伊勢ケ浜)の三番稽古相手を務め、突き落とされ、ぶっ飛ばされて8戦全敗。続いて、横綱稀勢の里(田子ノ浦)からも指名がかかった。
思い切ってぶち当たったが、重くて押せない。ケンカ四つで何とか右差しを狙うが、横綱の左が硬く、ことごとく失敗し15戦全敗。さらに稽古の締めには横綱相手にぶつかり稽古を繰り返し、ぶっ倒れた。
「立ち合いは力を横綱に伝えることができたかな。もろ差しになりたかったけど許してくれなかった。力強いですねやっぱり」と完敗。モテモテの一日を力に変える。「幸せです。期待に応えられるように本場所で頑張らないと」と感謝した。