錦織5年連続8強!フォアで主導権 右手首の故障「完治していない」
「テニス・マドリード・オープン」(11日、マドリード)
男子シングルスで右手首故障から約1カ月半ぶりに復帰した世界ランキング8位の錦織圭(27)=日清食品=が3回戦で世界30位のダビド・フェレール(スペイン)に6-4、6-3で勝ち、5年連続で8強入りを果たした。12日の準々決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)-フェリシアノ・ロペス(スペイン)の勝者と当たる。
地元スペインのフェレールに大歓声が送られた一戦。クレーコートが得意な相手に錦織は「フォアを使い、主導権を握るプレーができた」と深い返球で左右に振ってチャンスボールを仕留め、機を見たドロップショットやネットプレーでも翻弄(ほんろう)した。
5年連続のベスト8入りを決めた日本のエースは、右手首の故障について「完治していないので(痛みが)戻ってくるのが一番怖い。その怖さにも勝っていかないといけない」と話した。