バスケ西宮“昇格1号”来季1部へ まずはB2初代王者狙う

 バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)プレーオフ準決勝第2戦が12日、西宮市立中央体育館で行われ、中地区1位の西宮は東地区1位の群馬に70-60で勝利し、2連勝で決勝進出。自動昇格の上位2チーム入りが確定し、来季のB1昇格を決めた。

 ホームの大歓声の中、Bリーグ開幕元年に西宮が“昇格1号”となった。相手のシュートミスもあり、第1Qで9点のリードを奪うと、堅い守りで逆転を許さず。大黒柱のSF谷が5つのファウルで退場しても、チームの安定感が揺らぐことはなかった。

 10点差をつけた終了間際の残り4・1秒、24秒クロックが鳴ったのに合わせてB1昇格を祝う金色の紙テープが“フライング”するハプニングがあったが、回収し直し無事試合終了。3本の3点シュートなど両軍最多の19点を奪ったSG梁川は「B1昇格は最低目標だと思っていた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 決勝は20日に代々木第二体育館で行われ、広島-島根(13、14日)の勝者と対戦する。梁川は「B1で戦うことを目標に、優勝目指して決勝を戦わないと」と意気込み。PG松崎も「がむしゃらに優勝を狙いたい」と勝利を誓った。

 B2プレーオフはリーグ戦各地区王者など4チームがトーナメント方式で争い、B2上位2チームがB1自動昇格。加えてB2の3位が28日の入れ替え戦に回り、B1下位3位と対戦する。

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