栃木・田臥、3P封じで先勝 4強入り大前進
「Bリーグ・B1チャンピオンシップ・準々決勝第1戦、栃木80-千葉73」(13日、宇都宮体育館)
初代王者を決めるチャンピオンシップの準々決勝(2戦先勝方式)が行われ、栃木はPG田臥勇太(36)らの活躍で千葉に80-73で先勝した。川崎、A東京、三河も先勝した。第2戦は14日に行われ、1勝1敗となった場合は引き続いて前後半各5分の第3戦が実施され、ベスト4が決まる。
相手の武器を抑え込み、栃木が短期決戦で大事な初戦をものにした。決定数でリーグ最多の千葉の3点シュートを、この試合は4本でしのいだ。司令塔の田臥は「外角からのシュートをいかに抑えるかが鍵だった。1本でも多くタフショットを打たせようと集中していけた」と振り返った。
レギュラーシーズンで唯一、同一カード2連敗を喫した難敵に、徹底したアウトサイド対策が奏功した。平均失点がリーグ最少の守備力を序盤から発揮し、激しい当たりで富樫、小野らに3点シュートを決めさせなかった。
攻撃は「チャンスがあれば全部狙っていくつもりだった」と言う古川が3点シュートを4本沈めるなど19得点でけん引、満員の本拠地を沸かせた。4強入りに前進し、田臥は「明日勝たないと意味がない。しっかり準備していきたい」と気合を入れ直した。