新十両の貴源治が白星発進「全然緊張しなかった」
「大相撲夏場所初日」(14日、両国国技館)
新十両の貴源治(19)=貴乃花=が明生(21)=立浪=をすくい投げで下して白星発進を決めた。
素早い突っ張りの連打から左を差すと、相手の左上手投げを右のすくい投げで返し、際どいタイミングで勝利をものにした。未来の横綱と期待される19歳は「いい精神状態で、全然緊張しなかった」と大物ぶりを発揮。関取初白星にも「変わらないですね。これからなので」と言ってのけた。
師匠の貴乃花親方からは「15日間だから今までの感覚では続かない。ゼロから15日間取り切るつもりで、勝ち負けより、やれることをやりきれ」とアドバイスを受けたという。十両も通過点ととらえており、「勝ち越しより最低基準が10勝以上」と目を輝かせた。