栃木22点差はね返し4強 田臥も充実感、ファンと共に一戦必勝の決意を固めた

 「Bリーグ・チャンピオンシップ準々決勝、栃木77-70千葉」(14日、宇都宮市体育館)

 準々決勝(2戦先勝方式)第2戦4試合が行われ、川崎、栃木、三河、A東京がいずれも2連勝で4強入りした。準決勝は川崎-A東京、栃木-三河の顔合わせ。栃木はPG田臥勇太(36)らの奮闘で、千葉を77-70で下した。

 試合終了を告げるブザーが鳴り響き、栃木の準決勝進出が決まると、約4000人の観客で埋まった本拠地が歓喜に沸いた。今季5勝5敗のライバルを相手に、序盤に背負った22点差をはね返しての4強入り。田臥は「誰一人諦めず、パニックにならなかった。チームで勝てた試合」と充実感を漂わせた。

 第1クオーターは千葉にゴール下を崩されて33失点。ウィスマン監督が「ボクシングに例えれば8カウントまでいっていた」と認めるほど追い込まれたが、その後は一転。持ち味の守備から徐々に流れを引き寄せ、第4クオーターに一気に試合をひっくり返した。

 準決勝は三河と当たる。Bリーグ初代王者へ、田臥は「またホームで戦える。ファンと一緒に一戦必勝でいきたい」と決意を新たにした。

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