五輪女王・川井&土性 アジア選手権Vで収穫
レスリングのアジア選手権(インド)で優勝したリオデジャネイロ五輪女子63キロ級金メダルの川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)、同69キロ級金メダルの土性沙羅(東新住建)ら女子日本代表が15日、成田空港着の航空機で帰国した。
来年からの階級区分変更を見越して60キロ級に出場した川井は、全3試合でテクニカルフォール勝ちと圧倒。「内容も結果も、自分でやりたいようにできてよかった」と振り返った。金メダリストとして臨んだ初の国際大会。「階級も違うし、五輪はもう過去のこと」としながらも、「現地のテレビのインタビューを受けたり、周りからの注目を感じた」と金メダルの重みを再認識していた。
土性も金メダリストの貫禄を見せたが、リオ五輪銅メダルのカザフスタン選手や、14年アジア大会王者の中国選手に大苦戦しただけに「内容はよくなかった」と反省しきり。「すっと失点を防ぐことが課題だけど、今回もすごく点を取られた。研究されてタックルも入りづらくなっているので、それを乗り越えないと」。6月の全日本選抜選手権、8月の世界選手権(パリ)に向けて課題を明確にした。