バレー 中垣内監督不在で異例の始動会見 木村会長謝罪「大変ご心配を」
バレーボールの全日本男子の体制発表会見が15日、都内で行われた。
チームは昨年11月に人身事故を起こし書類送検された中垣内祐一監督(49)の検察判断が下されていないため、コーチとして招聘(しょうへい)した元フランス代表監督のフィリップ・ブランコーチ(56)を代行監督を務めるという異例の形で11日から始動。木村憲治会長は「被害者の方、そして大変ご心配いただいている関係者の皆さまにまずおわびを申し上げます」と、謝罪した。
中垣内監督は当面、全日本監督としての対外的な活動を控え、被害者への対応を最優先する。ただ、練習などのコート内での指導は行わない一方、ブラン代行監督と連係を取りながら、内部的に強化に携わっている。
協会は「2020年まで中垣内体制で継続していくのが協会としての決定事項」としており、検察の判断で重大な過失がなければ、すぐに中垣内監督を復帰させる方針としている。
ブラン監督代行は「20年五輪で素晴らしい結果が残るように、努力して参りたい。現状の世界のチームを見ると、このチームをトップまで引き上げるのはそう簡単ではないが、よい結果を残せるように尽力していく」と、意気込んだ。