シャラポワ、全仏OP出場できず 主催者が推薦枠与えないことを決定
フランステニス連盟は16日、今月開催の全仏オープンのワイルドカード(主催者推薦枠)に関してドーピング規則違反による出場停止から復帰したばかりのマリア・シャラポワ(ロシア)に推薦枠を与えないと発表した。12年と14年の覇者が、昨年に続いて2年連続の不出場が決まった。
米スポーツ専門局、ESPN電子版によると、同連盟がこの日、フェイスブック上で今回の決定を発表。ベルナール・ジウディセリ会長は「マリアや彼女のファンを落胆させてしまうようなことになり、とても申し訳なく思う」としながらも「ワイルドカードはけがから復帰した選手のためのものであって、ドーピングから復帰した選手のためのものではない」などと説明したという。
シャラポワは昨年1月の全豪オープンで受けた薬物テストで陽性反応があり、出場停止処分を科せられた。先月下旬にドイツで行われたポルシェ・グランプリで約1年3カ月ぶりに復帰したばかりだった。