稀勢の里は薄氷踏む連敗回避で3勝目…無敗は高安、白鵬、日馬富士
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「大相撲夏場所・5日目」(18日、両国国技館)
左上腕部などの状態が不安視される横綱稀勢の里は、千代翔馬を寄り倒して3勝目を挙げた。
立ち合い呼吸が合わず稀勢の里が突っかける。2度目の立ち合い、右に動いた相手に上手を取られ力を発揮できない形に。足技で揺さぶりをかけられ、懸命にしのぐ展開になった。
上手を切って立て直すと、右からの上手投げで相手を崩しにかかる。最後は引きつけてから、体全体を使っての寄り倒しで白星をもぎ取った。前日は遠藤に金星を配給しており、かろうじて連敗を回避した。
無敗は大関とりの高安と白鵬、日馬富士の2横綱。横綱鶴竜は「左足関節離断性骨軟骨炎」のため、この日から休場。鶴竜の休場は2場所ぶり6度目で、対戦予定だった隠岐の海が不戦勝となった。