バレー男子・中垣内監督が6月8日から“監督復帰” 協会「新たな事実が判明しなかった」

 日本バレーボール協会は24日、昨年11月に起こした人身事故により活動を自粛していた全日本男子の中垣内祐一監督が、6月8日からチームに合流し、活動を再開すると発表した。22日に大阪簡易裁判所で罰金70万円の略式命令を受け、中垣内監督はこの日、納付した。

 同監督は1月に書類送検されていたが、検察処分が決定しないことから、5月11日のチーム始動後も活動を自粛。元フランス代表監督のフィリップ・ブランコーチが監督代行を務めていた。

 日本協会の林孝彦事務局長は「中垣内監督が発生させた人身事故につきまして、被害者様はもとよりご家族様、本件の対応にあたってくださった関係当局の皆さま、バレーボール関係者、そして応援してくださるファンの皆様に深くお詫び申し上げます。捜査の過程で、協会が把握している事情と違う新たな事実が判明しなかったことから、被害者様、ならびにご家族様の心情にも配慮しつつ、中垣内は監督としての活動を始めることをご報告いたします。今後は職員、スタッフへの一層の綱紀粛正に努めてまいります」と、コメントを発表した。

 中垣内監督は活動再開にあたり、同日会見する。

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