バレー男子 中垣内監督が謝罪会見「監督の任、まっとうしたい」6月9日から試合指揮
昨年11月に起こした人身事故により大阪区検により自動車運転処罰法違反(過失傷害)で略式起訴され、70万円の罰金となった全日本男子の中垣内祐一監督(49)が24日、都内で会見した。
「この度、私が起こした交通事故により、被害者さま、ご家族の皆さまに大変なご苦痛とご苦労をお掛けしたことをまずもって心よりお詫び申し上げます。また、日本のバレーボールを応援してくださる皆さまにもご心配とご苦労をお掛けしました。事故のことは大変重く受け止めています。今後も被害者さま、ご家族の皆さまに誠意ある対応をしながら、全日本監督の任をまっとうしたい」と、声を震わせて謝罪した。
同監督は1月に書類送検されていたが、検察処分が決定しないことから、5月11日の全日本チーム始動後も活動を自粛。元フランス代表監督のフィリップ・ブランコーチが監督代行を務めていた。この日までに罰金を納付。日本バレーボール協会は、「協会が把握している事情と違う新たな事実が判明しなかった」として、6月8日からチームに合流し、監督としての活動を再開すると発表。同9日から行われるワールドリーグ高崎大会から指揮を取ることとなる。
日本協会の林孝彦事務局長は「中垣内監督が発生させた人身事故につきまして、被害者様はもとよりご家族様、本件の対応にあたってくださった関係当局の皆さま、バレーボール関係者、そして応援してくださるファンの皆様に深くお詫び申し上げます。捜査の過程で、協会が把握している事情と違う新たな事実が判明しなかったことから、被害者様、ならびにご家族様の心情にも配慮しつつ、中垣内は監督としての活動を始めることをご報告いたします。今後は職員、スタッフへの一層の綱紀粛正に努めてまいります」と、コメントを発表した。