白鵬13連勝でVに王手! 玉鷲と呼吸合わず「ちゃんと手をつくように」
「大相撲夏場所・13日目」(26日、両国国技館)
横綱白鵬が関脇玉鷲を寄り倒し、初日から13連勝で単独トップをキープ。14日目の大関照ノ富士に勝てば1年ぶり38度目の優勝が決まる。
呼吸は乱されても相撲は乱れなかった。玉鷲と手をつくタイミングが合わず、2度嫌った白鵬。3度目の立ち合いで素早く左に動くと、のど輪から右を差して寄り倒し、ただ1人の全勝を守った。
場内がざわつく中で冷静につかんだ白星を「玉鷲に一から教えないといけない。呼吸の合わせ方を。ちゃんと手をつくように」と険しい表情で振り返った白鵬。この日の稽古では左足を痛めたような素振りを見せていたが、「大丈夫」と話した。
14日目に勝てば、6場所ぶり38度目の優勝が決まる。「やる方は大変ですよ。早くかたをつけたい思いはある」と話しながらも、全勝優勝は「したい」と意欲を示した。大横綱の完全復活の日は目の前だ。