田臥率いる栃木 Bリーグ初代王者に シーズン勝率トップの川崎下す
バスケットボールのBリーグチャンピオンシップ(CS)決勝が27日、東京・国立代々木競技場で行われ、日本人唯一の元NBAプレーヤー田臥勇太主将(36)率いる栃木(東地区1位)が85-79で川崎(中地区1位)を下し、初代王者に輝いた。
第1クオーター(Q)は、21-21の同点。第2Qは中盤まで一進一退の攻防を見せるも、栃木の古川が3点シュートを決めて突き放し、最終的には43-37の6点差で前半を終えた。
第3Qは、昨年NBLを制し、今季のレギュラーシーズン勝率トップの川崎が猛攻を仕掛ける。篠山主将の3点シュートですぐに3点を返すと、その後は大黒柱のファジーカスが着実に得点。63-59と逆転に成功した。
最終第4Qは、ジェフ・ギブスを中心に得点を重ねた栃木が開始3分で再逆転。残り5分を切ったところで74-74の同点だった。
そこから栃木が着実に加点。川崎は1点を追う残り1分半でフォーメーションプレーを決めきれなかった。逆に栃木は残り1分を切ったところで田臥からジェフ・ギブスへのアシストが決まり、点差を拡大。最後は6点差で逃げ切った。
Bリーグ初代王者となり、チームカラーの黄色に染まったアリーナが大歓声に包まれた。