白鵬が年内優勝40回の大台に意欲 高安には「強くなったな」

 大相撲夏場所で1年ぶり38回目の優勝を13回目の全勝で飾った横綱白鵬(32)=宮城野=が29日、都内のホテルで一夜明け会見を行い、年内の優勝40回の到達に意欲を示した。

 予定時刻よりやや遅れて、元気な姿を現した白鵬は「(昨日は)飲みましたけど、全く酔いませんでしたね」と笑顔。改めて1年ぶりの優勝の喜びを聞かれると、「優勝して、インタビューして、お祝いの言葉を頂いて、こうやって一夜明けをやってるというのは、もう37回やって、ついこの間という思いがありますけど、懐かしく感じました」と話した。

 さらに、全勝も優勝も意識していなかったことを明かし、3日目には左足親指を脱臼していたという。「休場明けだし、体を作り、けいこもよかったのがありましたけど、やっぱり(途中休場した)3月のことがありましたからね。場所中にケガして、どうなのかなと言うのがありましたね」と説明した。

 そして、目標としている通算勝利記録1047勝が来場所にも更新する可能性があり、前人未踏の優勝40回の大台も接近。「大台40は、今年中にという思いはあります。大台30は私を入れて3人(大鵬、千代の富士)いるから、大鵬関と千代の富士関も亡くなりましたけど、生きてるときは私も大変かわいがってもらいましたし、ある意味一つの恩返しが、大台40だと思う」と意欲を示した。

 また、大関昇進を確実にした関脇高安については、「チャンスをつかんだと言うことは、強くなったな、という印象があります」と、成長に目を細め、「(今年の)初場所に私に勝った。そして、(夏場所)前半の相撲。ああいう圧倒するような相撲。体当たりというね、そういうところを目指して、迫力のある、勢いのある大関になってもらいたい」とエールを送った。

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