桃田賢斗、元日本代表撃破でV王手 違法賭博問題からの復帰戦で
「バドミントン 日本ランキングサーキット大会」(30日、さいたま市記念総合体育館)
男子シングルス準決勝が行われ、違法賭博問題による大会出場禁止処分から復帰した元世界ランク2位の桃田賢斗(22)=NTT東日本=は、元日本代表で日本ランク6位の武下利一(27)=トナミ運輸=に21-15、21-19の2-0でストレート勝ちし、決勝に進んだ。
ここまで日本ランク29位の和田周(ジェイテクト)、28位の小野寺雅之(早大)、20位の古賀穂(早大)を撃破してきた桃田だが、復帰後初めて元日本代表と対戦。白熱したラリー戦となったが、厳しいコースへのショットにも必死に食らいつき、接戦をものにした。
敗れた武下は「お互い立場は違うが、代表復帰を目標にする者同士なので、気持ちで負けないようにプレーした。(桃田は)もともとキレがすごい選手だけど、(以前よりも)動きが速くなっている。(後半も)スピードが落ちないので、すごく練習してきていると感じた」と話した。
31日の決勝は、日本代表の朴柱奉監督(52)が視察する意向を示している。