新大関高安「今の自分があるのも横綱のおかげ」稀勢の里に感謝

伝達式を終え稀勢の里(左)と笑顔で握手をする高安=帝国ホテル(撮影・棚橋慶太)
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 新大関の高安が31日、都内のホテルで大関昇進の伝達式に臨み、使者に「謹んでお受け致します。大関の名に恥じぬよう正々堂々精進します。本日はありがとうございました」と口上を述べた。 伝達式終了後の会見では、「今日を迎えるまで実感が薄かったが、こみ上げてくるものがある」としみじみ。入門時を振り返り「この席に立てるとは思っていませんでしたので、今日を迎えられたことは幸せだと思う」と語った。

 また伝達式にも駆けつけてくれた兄弟子稀勢の里についても感謝。「もちろん、たくさん稽古付けてもらいましたし、普段から気に掛けて頂きましたし、今の自分があるのも横綱のおかげ。一つ恩返しすることが出来て嬉しく思ってます」と頭を下げた。

 29日の会見ではおめでとうの言葉をもらったと明かしているが、その後何か言葉はかけられたか?という質問には「そうですね…はい…フフ」と意味深笑い。「声を掛けて頂きました」と認めたが、内容については「秘密です」といたずらっぽい笑顔で質問を交わしていた。

 伝達式に姿を見せた稀勢の里は、式終了後、報道陣に対し、口上のアドバイスについて「さっき、控室で俺みたいにかむんじゃないぞと」と、自身の横綱伝達式で噛んでしまった苦い思い出を踏まえ、アドバイスしていたことを明かしている。

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