13歳・張本がエース水谷を撃破「卓球やってきた中で1番うれしい」
「卓球・世界選手権」(1日、デュッセルドルフ)
卓球界に“事件”が起こった。男子シングルス2回戦が行われ、13歳のホープ・張本智和(エリートアカデミー)が、リオデジャネイロ五輪銅メダルの水谷隼(27)=木下グループ=を4-1で撃破し、3回戦に進んだ。
エースとの初対戦で大金星を挙げた張本は「今まで卓球をやってきた中で、1番うれしいです。勝てるチャンスは1%か2%だと思ったが、最高の舞台で最高の人に勝ててビックリしている」と喜びを爆発させた。
◆張本智和(はりもと・ともかず) 2003年6月27日、宮城県仙台市出身の中学2年。両親ともに中国出身の元卓球選手で、2歳から卓球を始め、全日本選手権では各世代で6連覇。14年に日本国籍を取得した。16年から上京し、エリートアカデミーに所属。同年の世界ジュニア選手権で史上最年少優勝。171センチ、61キロ。