中垣内監督抜きで…男子バレー五輪へ発進 深津「雰囲気とてもいい」
「男子バレーボール・ワールドリーグ」(2日、ポプラト)
バレーボール男子の日本代表は2日(日本時間3日未明)、スロバキアのポプラトでワールドリーグ開幕を迎える。昨秋に人身事故を起こした影響で対外活動を控えている中垣内祐一監督が8日までチームに合流しない異例の状況で、3年後の東京五輪への本格スタートとなる。
チームはフランス代表監督など豊かな指導経験のあるフィリップ・ブラン監督代行のもとで活動している。同監督代行は、練習で選手らに動きやボールの扱い方などを細かく指導。今季から主将になった深津英臣(パナソニック)は「チャンスボールがちょっとずれただけでも修正される。動きがものすごく徹底されている」と話す。
直前にイタリアで行われた大会では、世界ランキング6位のアルゼンチンにフルセットで勝つなど調子は上向きだ。「練習でやっていることが試合で出ている場面が多くある。チームの雰囲気はとてもいい」と手応えをつかみつつある。
初戦の相手は世界ランキング29位の地元スロバキア。日本は世界14位だが、レベルの高い欧州勢で侮れない。深津は「目の前の相手をチーム全員で倒しに行く」と気合を入れた。