ウォリアーズ 本拠地で先勝 デュラント「チームのために積極的に」
「米バスケットボール・NBA決勝第1戦」(1日、オークランド)
王者を決める決勝(7回戦制)が開幕し、2シーズンぶりの優勝を狙うウォリアーズが連覇を期すキャバリアーズに113-91と大差をつけ、本拠地で先勝した。ウォリアーズは今季加入したデュラントが最多38得点、カリーは6本の3点シュートを含む28得点と活躍した。キャバリアーズはジェームズが28得点15リバウンドと奮起したが、守備が崩れた。第2戦もオークランドで4日に行われる。
昨オフにNBA最大の補強として世界を驚かせたデュラントが、ウォリアーズを本拠地で快勝に導いた。ダンクから3点シュートまで面白いように決め、両チーム最多の38得点。キャバリアーズのエース、ジェームズも「今日の試合はKD(デュラント)に尽きる」と脱帽するしかなかった。
デュラントは「チームのために積極的にならないといけないと思った」とエンジン全開だった。第2クオーターは自陣でのリバウンドから相手を次々にかわしながら相手陣内へと突進し、迫力あふれるダンクシュート。第3クオーターは立ち上がりに3点シュートを決めて機先を制すと、終盤にはジェームズのミスを誘ってカリーの3点シュートにつなげ、相手の反撃ムードを一掃した。
サンダーから西カンファレンスの宿敵ウォリアーズへ移籍したことで批判されたが、優勝を経験したことがないデュラントは夢の実現へ雑音を消してプレーに集中してきた。「目標に到達することはどれだけ大変かわかっている」と、勝っても慢心とは無縁だ。