吉村・佳純組、48年ぶり金メダル 1-3からの大逆転に涙、アンビリーバブル!

混合ダブルスで優勝し抱き合って喜ぶ吉村(左)、石川組(共同) 
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 「卓球・世界選手権」(3日、デュッセルドルフ)

 混合ダブルスは吉村真晴(23)=名古屋ダイハツ、石川佳純(24)=全農=組が決勝で台湾ペアに4-3で逆転勝ちし、この種目で日本勢として1969年ミュンヘン大会以来48年ぶりの優勝を果たした。世界選手権個人戦での日本選手の金メダルは79年平壌大会以来38年ぶり。

 石川が体を目いっぱい伸ばしてスマッシュをたたき込む。勝利が決まり、吉村と抱き合って喜びをかみしめると、自然と涙が流れてきた。前回準優勝の吉村、石川組が、この種目で1969年以来の頂点に。石川が「アンビリーバブルです」と言えば、吉村は「アイム、ソーハッピー(とてもうれしい)」と会場を埋めたドイツのファンに叫んだ。

 準決勝も決勝も先に3ゲームを奪われてからの逆転勝利だった。土壇場での底力が、長年コンビを組んできた2人の強みでもある。「金メダルしか狙ってない」と口をそろえて臨んだ今大会は「1日やらないとフィーリングが変わってしまう」と直前合宿、大会中と毎日のように練習の時間をつくって連係を深めてきた。

 決勝は第6ゲームの10-9で吉村の狙い澄ましたレシーブが決まって踏みとどまり、第7ゲームは開始から5連続得点で一気に流れに乗った。

 石川は「最後まで諦めずに戦うことができた」と胸を張る。東京五輪で採用される可能性がある混合ダブルスで、世界トップの実力があることを証明した。

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