13歳張本、代表監督は「40%ぐらいの未完」伸びしろ十分
ドイツ・デュッセルドルフでの世界選手権に出場していた卓球の日本代表選手団が7日、成田空港に帰国した。男子の倉嶋洋介監督は、男子シングルスで大会史上最年少でのベスト8進出を果たした13歳の張本智和(エリートアカデミー)について、「40%ぐらいの未完なんです」とまだまだ発展途上であることを強調した。
監督は「40%、50%ぐらいであれだけの活躍をするのがすごいなと。40%、50%ぐらいの技術が高いから勝ってしまう」と、潜在能力の高さにあらためて舌を巻いた。「まだ道半ばで100%には時間がかかると思っているので、課題点というのは今回の大会でもありましたし、そういったことを伝えながら今後もやっていきたい」と一つ一つ、弱点をつぶしていくとした。
例えば今回の大会前は「フットワーク」、「フォアハンド」、「チキータ以外の台上でのフォアレシーブ」といった課題を挙げて徹底的に練習して臨んだという。「代表に決まって半年…5カ月ぐらいでした。短い期間でしたけど、練習が始まる30分前に練習場にこさせてコーチとマンツーマンで少し集中的にやらせたり。規定練習が終わってから個別メニューをやったり」と早出・居残り練習が実を結んだと振り返った。