左上腕付近の負傷のため大相撲夏場所を途中休場した横綱稀勢の里が10日、地元の茨城県牛久市で郷土後援会の激励会に出席し、約500人に再起を誓った。名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)に向け「名古屋では完全復活を目指して頑張ります」と力強く意気込んだ。
十両に昇進した2004年から開催されている恒例イベント。出席者は昨年より300人ほど多く、初優勝、横綱昇進の約束を果たした郷土の英雄に温かいエールが送られた。稀勢の里は「少しでも恩返ししたいと思ってきた。優勝2回じゃ、まだまだ。もっと優勝回数を伸ばしていきたい」と意欲を新たにした。