ガイチ日本 フルセット制し連勝 ブラン・コーチの戦術を忠実に実践
「バレーボール男子・ワールドリーグ高崎大会、日本3-2スロベニア」(10日、高崎アリーナ)
2部の1次リーグで世界ランキング14位の日本は同30位のスロベニアをフルセットの末に3-2で下し、通算3勝2敗とした。大竹壱青(中大)らの活躍で第1セットと第3セットを奪い、競り合いとなった第5セットは柳田将洋(サントリー)のサービスエースで勢いに乗り、17-15でもぎ取った。
ここまで無敗だったスロベニアを日本が総合力で上回った。「守備面で相手にプレッシャーを与えるシステムを構築していきたい」と監督代行も務めたブラン・コーチの戦術を忠実に実践した。
相手のトスを見てから動くブロックでワンタッチを取り、後ろにいる選手がボールに食らいついてレシーブ。そのボールをつなぎ、柳田や大竹が強打を決めていく。最終第5セット、切り返しの攻撃から山田がスパイクを決めてしぶとく勝利をつかんだ。若い選手が多い日本に、確かな戦い方と勝負強さが身につきつつある。