女子単・オスタペンコ四大大会初V ノーシードから初の赤土女王に
「テニス女子・全仏OP」(10日、パリ)
女子シングルス決勝で20歳のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)が第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に逆転勝ちし、四大大会初優勝を果たした。ツアーも初制覇で、優勝賞金210万ユーロ(約2億5830万円)を獲得した。1968年のオープン化(プロ解禁)以降でノーシード選手の同種目制覇は初。シングルスのラトビア勢で男女初の四大大会覇者となった。
最後まで勢いは止まらなかった。オスタペンコは強打を続け、第3シードのハレプの堅守を崩して逆転勝ち。ツアー初優勝を四大大会で飾り「夢が実現したと実感するのに数日かかるかも」と初々しく喜んだ。「プレースタイルが似ている」と四大大会23度優勝のS・ウィリアムズ(米国)に憧れる20歳。初めてノーシードから赤土の女王に輝いた新鋭は、第一人者の背中を追いかける。