大相撲の横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=が12日、都内の部屋で稽古を行い、夏場所を途中休場して以降、初めて土俵に入って、若い衆相手に動きを確認した。負傷した左上腕部の回復は上々。順調なら弟弟子の新大関高安(27)と今週中にも相撲を取る稽古を再開させ、来週、名古屋に乗り込む意向だ。
新大関高安(27)=田子ノ浦=も兄弟子稀勢の里との稽古を「僕はいつでもいけます」と心待ちにした。名古屋に入って以降、出稽古も視野。「バチバチできるようにしっかり下地を作る」と今は肉体強化にも余念はない。「稀勢関もそうですが、他の横綱ともしっかりやりたい」と、新大関Vへ意欲十分だ。