13歳・張本智和 中国選手に敗れ、3回戦でシングルス敗退
「卓球・荻村杯ジャパンオープン」(15日、東京体育館)
男子シングルス予選3回戦が行われ、世界選手権で史上最年少での8強入りを果たした13歳の張本智和(エリートアカデミー)は、世界ランク41位の梁靖崑(中国)に1-4で敗戦。本戦への出場はならなかった。U-21(21歳以下の部)は出場していないため、あとはダブルス(パートナーは木造勇人)のみとなった。
相手の20歳の梁靖崑は世界ランクこそ高くはないものの、15年世界選手権代表で、同年11月には日本のエース水谷隼(木下グループ)を破っている強豪。張本は第1ゲームをいきなり2-11で奪われると、第3ゲームこそ16-14で奪い一矢報いたものの、流れを変えることはできなかった。
張本は試合後、「レシーブで全然取れなくて、フォアハンドで対応できなかった。あと一つ勝ってトーナメント(本戦)に行きたかった」と唇をかんだ。相手については「実力は(中国の)上の選手と変わらないと思う。大事なところでつっついてきたり、考えていないところを攻められたり意外性があった」と振り返り、「出足が悪い中で1ゲームを取れたのはよかった。2ゲーム取っていれば(勝てる)チャンスはあった」と手応えも口にした。