平野美宇「中国の選手は強い」 世界選手権決勝の相手に完敗…
「卓球・荻村杯ジャパンオープン」(17日、東京体育館)
女子シングルス準々決勝は、世界選手権銅メダルの平野美宇(17)=エリートアカデミー=が、世界ランク5位の陳夢(中国)に0-4で完敗した。
今大会の主役の1人が、最終日を前に散った。平野は、4月に制覇したアジア選手権決勝でストレート勝ちした陳夢に、今回は完敗。「中国に追いついたかと思ったけど、やっぱり中国選手は強いなと…」。卓球王国の底力を見せつけられた。
世界を席巻した“ハリケーン”が封じられた。「相手は前よりも速くなってるし、勝てる所がどんどん少なくなっていた」。前回はサーブや高速ラリーで圧倒したが、2カ月で完全に対策された。
これも世界トップの仲間入りの証し。「昔はライバル視されていなかったけど、今は違う。自分がもっと成長しないと。どこを狙われても強い選手になりたい」。さらなる進化を誓い、次戦の中国オープン(20日開幕)に臨む。