平野美宇 中国16歳に危機感「謙虚過ぎてビックリ」
卓球女子シングルスで世界選手権銅メダルの平野美宇(17)=エリートアカデミー=が18日、ワールドツアー・中国オープン(20日開幕、成都)への出発前、成田空港で取材に応じた。中国のトップ選手も参加するだけに「世界ランクを上げたいので1試合1試合頑張って、中国選手に勝てるようにしたい」と意気込んだ。
卓球王国の底力を見せつけられた。前日に終わった荻村杯ジャパンオープンでは、世界選手権前の中国代表合宿で“平野のコピー”を務めた孫穎莎(16)=中国=が、ワールドツアー初出場で初優勝。しかも決勝では、平野が準々決勝で負けていた世界ランク5位の陳夢(中国)を破った。
平野は昨年9月のアジアジュニア選手権で、孫に0-3と完敗しているが、「前よりもすごく強いと思う。バックハンドもフォアハンドも強い。中国は強い選手がどんどん出てくるので、自分たちも強くならないと」と危機感を口にした。
さらに、孫が優勝インタビューで「(平野は)あまり対戦していないけど、私よりも実力があると思う」と話していたことについて、「謙虚過ぎてビックリした。絶対にそんなことはないのに」と平野。今後、国際舞台で強敵になるであろう同学年のライバルに刺激を受けていた。