“数より色”全柔連山下新会長 20年東京五輪向け金メダル「全身全霊で目指す」
“世界の山下”がニッポン柔道真の復活に向け手腕を発揮する。全日本柔道連盟(全柔連)は23日、都内で理事会を行い、1984年ロサンゼルス五輪無差別級金メダリストの山下泰裕副会長(60)の会長就任を決定。会見で山下氏は「安心安全で、礼節を重んじ品格ある柔道界を全身全霊で目指す」と所信表明した。
競技面でもさらなる復活を目指す。20年東京五輪に向けて「メダルの数よりも色にこだわりたい。(新種目の)団体戦も含めて、リオ五輪(3個)の倍くらいは目指したい」と、新会長として改めて目標を示した。13年に不祥事で揺れた全柔連を組織改革し、定年で退任した宗岡正二前会長(71)は「後任は国民栄誉賞受賞者なので何も心配ない」と太鼓判を押した。